はじめまして。
私はミニバスから高校までのバスケットボールの指導をしています。coach-Mといいます。
バスケット指導歴は17年、今までミニバス男女・中学女子・高校男女・大学男子を指導してきました。
現在は高校の女子を指導しています。
このページでは
「点数を入れられた後のトランジションを早くして攻撃のチャンスを増やしたい」
「ファストブレークの具体的な動き方を知りたい」
という指導者に向けて、練習と考え方をアドバイスしたいと思います。
速攻・ファストブレークを出す条件
速攻が出せるときとは、審判にボールを渡すことなく守りから攻めに転じるときです。
スティールやリバウンドで守りが終わるときと、相手がトラベリングなどのバイオレーションをして終わるときの他に、シュートを入れられてしまったときも、攻めの順番がまわってきます。
攻守の切り替えのことを「トランジション」といいます。
このトランジションを早くすると、バスケットのスピードが上がり、点数が多く取れます。
この切り替えの速度を上げる練習は以下のページで紹介しています。
実際に5人で動くチーム練習の仕方
「3メンではトランジションのスピードを意識するようになったけど、5人になると人が多くてどこに動いたらいいのかわからない」
こんな悩みはでてきます。
実際の試合では、相手を見て、スペースを見て、状況を判断して走ることが大事ですが、迷子にならないように、ある程度の動きの基本をおさえた練習をします。
この練習では、5人全員がシュートを打つので、2往復半します。
すべての入ったシュートをセンターがひろってインバウンドパス(コートの外から中に入れるパス)をします。
そのときの約束事は、GとSGのどちらかが最初のパスを受けるのですが、必ず外に広がって前を確認することを徹底させましょう。
ドリブルをするよりもパスの方が早いので、パスの優先順位は前>横>後または自分のドリブルです。
前に走っている選手を確認して、フリーならどんどんパスを出します。
走るコース・パスのスピード・瞬間的なダッシュを指導者が意識させるといい練習になります。
まとめ
シュートを入れられた後の動きをいつも早くするように意識をしておけば、得点のチャンスが増えます。
ファストブレーク→アーリーオフェンス→セットオフェンス
24秒しか攻める時間のない現代バスケットにおいては、攻められる時に攻めてしまう。
アップテンポのバスケットに慣れておけばディフェンスも良くなる。といったメリットもでてきます。
常日頃からトランジションを意識した練習をぜひやってみてください。